障害者手帳を活用すれば無料も！？割引料金で行く北海道観光ツアー

「障害があっても北海道旅行に行きたい！」
「北海道に行ってみたいけど障害者手帳の割引はある？」

そんなあなたに、障害者手帳の割引サービスを受けられる観光スポットや宿泊施設をご紹介します。身体が不自由だったり精神障害で一人旅が不安だったりすると付き添いの方の旅費もかかります。好きな時に自由に旅行できない方も多いのではないでしょうか。

そこで活用したいのが障害者手帳。手帳の所持者なら東京から北海道までの旅費や利用が割引される観光スポットがたくさんあります。

今回は割引料金で行く北海道観光ツアーと題して、障害者割引の効く観光スポットや施設を集めました。日帰りはもちろん、安心して旅行できるように障害者に配慮がある宿泊施設もあわせてご紹介します。

東京から札幌まで障害者割引で行く方法

旅行や観光となると、まず交通機関の選択が必要です。公共交通機関なら障害者手帳を提示すれば必ず割引サービスが受けられると思うかもしれませんが、残念ながら精神障害者手帳のみ除外されているケースが非常に多いのが現状です。精神障害者でもなんとか北海道まで障害者割引で行けないものでしょうか。

実は航空会社であれば障害手帳の種類に関係なく割引サービスを受けられます。今回ご紹介する観光スポット近くの空港まで、主要航空会社「JAL」と「ANA」を使用した際の運賃と割引率は以下のようになります。

JALに関しては「身体障がい者割引」という名称ですが、実は精神障害者や知的障害者も利用できる割引サービスとなっており、どちらの航空会社も障害者割引を適用する事でかなりお得に航空券が購入できます。JRやバス会社に関しては精神障害者手帳は割引対象外となっているようですが、私鉄では精神障害者割引対象になる鉄道会社も増えているようです。

精神障害者でも割引される鉄道会社一覧！JRの導入もいよいよ始まる？

ただし、北海道到着後の移動手段となる鉄道やバス、タクシーなど、障害者割引を行っているのはごく一部の会社のみですので、現地での移動は基本的に一般料金だと考えておいた方がよいでしょう。

障害者割引で周れる札幌エリアの観光スポット

ではいよいよ、北海道でおすすめの観光スポットを障害者割引で周れる場所を厳選してご紹介します。北海道といえば道庁のある「札幌」は北海道旅行の王道とも言えるエリアですが、札幌の観光スポットでは主に以下の施設等が障害者割引料金で利用できます。ご紹介するのは有名なスポットばかりですが、北海道に行ったら必ず行っておきたい名所です。

障害者割引で周れる旭川エリアの観光スポット

続いて「旭川エリア」で障害者割引等が使える観光スポットをご紹介します。「旭川と言えば…」と思い浮かんでいる方もいるかも知れませんが、その観光スポットもしっかり障害者割引を利用できます。旭川エリアで周っておきたい観光スポットを見てみましょう。

障害者割引で周れる函館エリアの観光スポット

北海道の観光名所としては、「函館エリア」も外せないスポットです。函館は幕末の開港で西洋人が多く訪れたことから古い教会や洋館が数多くありますが、北海道ならではの日本らしさも持ち合わせており、あの超大物歌手の記念館も観光スポットとして人気があります。それでは、障害者割引で周れる函館の観光スポットを見てみましょう。

障害者割引で周れる帯広エリアの観光スポット

帯広には広大な面積の牧場が多いことから「ザ・北海道」というイメージをお持ちの方も少なくないかと思います。豚丼発祥の地としても有名な帯広ですが、実は観光スポットは牧場や豚丼だけではありません。帯広には有名洋菓子店の本店や温泉、花畑、ばんえい競馬場などもあり、もちろん障害者割引も適用されるスポットも数多くあります。

障害者割引が効くおすすめの宿泊施設

障害者割引のある北海道の観光スポットは他にもまだまだありますが、日帰りでなければ宿泊するホテルや旅館も確保する必要があります。バリアフリー対応の宿泊施設はあっても宿泊料金まで割引するホテルや旅館はほとんど無いのが現状です。そこで上記までにご紹介したエリアの近くで、障害者割引を行っている宿泊施設がありましたのでご紹介します。

休暇村は全国に拠点があり、北海道では支笏湖にあります。北海道ならではの豪華な海産物料理が楽しめる上、森を散策するプログラム、宿泊プランに含まれた革小物づくりの体験、その他キャンプ場などもあり、休暇村だけでも旅行を十分満喫できるでしょう。 しかも施設内はバリアフリー化されているため、障害者手帳をお持ちの方なら北海道旅行で休暇村を利用しない手はありません。

その他にも北海道内で障害者割引が可能なホテルや宿泊施設は多数ありますが、そのうちいくつかをご紹介します。

まとめ

今回は、北海道に限定して障害者割引で行ける観光スポットなどをご紹介しましたが、他に行きたい場所があれば、ぜひ「障害者割引」というキーワードで調べてみてください。思った以上に割引サービスが利用できる施設が多く見つかるはずです。

旅行で最も高くなる費用は交通費と宿泊費ですが、交通機関では精神障害者の方の割引が適用されないことが多いため、割引料金で旅行でき、早く現地に到着できる飛行機の使用が障害者旅行ではおすすめの交通手段と言えます。

よく調べてみると、宿泊施設で障害者割引を行っている旅館やホテルも全くないわけではありません。障害者手帳の提示で受けられるサービスの幅は非常に広いため、ぜひ障害者手帳を活用して、大好きな旅行を存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

執筆者プロフィール

福祉.tvニュース編集部

福祉サポートをしていただく企業の取り組みや、福祉を必要とする方々の活躍の様子など、福祉に関わる多様な情報を紹介しています。