”ドローンショー×B型事業所” 機体の組み立てを障がい者施設が受託

”ドローンショー×B型事業所” 機体の組み立てを障がい者施設が受託


株式会社リハス(本社:石川県金沢市 代表取締役 岩下琢也)が運営する就労継続支援B型事業所「リハスワーク砺波」(富山県砺波市)は、株式会社ドローンショー・ジャパン(本社:石川県金沢市 代表取締役 山本雄貴)より受託したドローンショーに使用する専用ドローンの組み立て作業を開始いたしました。

株式会社ドローンショー・ジャパンからの業務受託背景

ドローンショー・ジャパン株式会社は石川県金沢市発、ドローンショー専用のドローン開発とドローンショー演出をどちらも行っている日本唯一の企業です。

これまでドローンショー社は、ドローン製作において、自社でのパートタイム人材の雇用などで業務を進めていたとのことですが、昨今の新型コロナウイルス行動制限の緩和等により、イベントの増加、それに伴うドローン大量発注により人手が必要となりました。そこで、同じ石川県金沢発のスタートアップ企業であるご縁から受託に至りました。

ドローンショー社の担当者は当初、障がい者が作業をすることに不安を抱えていたとのことでしたが、実際にリハスワーク砺波に出向き、実際に作業にあたる障がい者ご本人と話し、ドローン組み立て作業をしている様子を直に確認することにより、「作業を任せても大丈夫だ」と感じてくださいました。

ドローン製作といっても様々な作業工程があり、その中で、利用者それぞれが取り組むことができる作業を弊社専門の社員が選定し、ドローンショー社と役割分担、共同することで生産性も向上しております。また、ドローンショー社より「人手不足という実情もございましたが、リハスさまを通じてこのような形で就労支援に繋がったことを大変嬉しく思っております。今後も企業の成長を目指すと共に、仕事をつくることで地方創生にも貢献していきたい。」とのお声をいただいております。

受託業務について

現在、夜空に飛ばし、絵や文字を作るためのドローン機のパーツ取り付け1000基の依頼を承っており、主に精神障がい者の方が担当しております。一日4~8名体制で業務に取り組み、順調に進行しています。

リハスワーク砺波にて受託している作業の詳細は、製作途中のドローンに、指定されたパーツを指定された位置に取り付ける工程です。専門職種の支援員が利用者の障がい特性に合わせ、一部分の工程を切り出し、軽作業に落とし込むことで多くの利用者が作業に参加し取り組むことが出来ています。どの利用者にとっても、適した難易度で提供することができ1人1人がやりがいを持って取り組んでいます。

実際に業務にあたる利用者からは「疲れを感じないほど、組み立てが楽しくとてもやりがいがある」「自分が携わったドローンがどのように空を飛ぶのか、早く見てみたい」との声があがっています。

製作したドローンは今年の8月に札幌で開催されるドローンライトショーにて使用される予定とのことです。

就労継続支援B型事業所「リハスワーク砺波」概要

所在地
富山県砺波市中神一丁目174番地105-2区画(イオンモールとなみ内)

リハスワークの特徴
・理学療法士や作業療法士など医療福祉専門人材による、障がい特性に合わせ就労に必要なヘルスケア及び能力の支援
・企業との連携を積極的に行うことで、施設外就労や一般就労への移行を支援
・医療機関などと連携し、中重度の障がいがある方の“働く”選択肢を拡大

入所対象者
18歳以上の精神(発達)、知的、身体に障がいをお持ちの方

仕事内容
地域企業からの受託業務他、石川県の県木である能登ヒバを利用した木のオリジナル商品の制作等

執筆者プロフィール

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