薬じゃない精神安定効果のあるサプリメント12選

薬じゃない精神安定効果のあるサプリメント12選


昨今、薬に頼らない精神障害や発達障害の治療方法について様々な情報が発信されています。当メディアでも薬以外で精神障害を緩和させる方法をいくつかご紹介していますが、今回は「精神安定効果のあるサプリメント」を調査しました。

サプリメントはあくまで栄養補助食品のため劇的な効果があるわけではありませんが、精神が不安定な時に使用した人のクチコミを見ると一定の効果が報告されています。今回は精神安定効果のあるサプリメントの中からクチコミで評判の良かったサプリメントを中心にご紹介します。

※使用に注意が必要なサプリメントもありますので、薬を服用中の方や病気の方は医師に相談してから使用することをおすすめします。

セントジョーンズワート


「セントジョーンズワート」は、セイヨウオトギリソウという植物の別名で、古くから精神を安定させると言われており、主に抑うつや不安症状、不眠、食欲不振などを改善するために用いられています。セントジョーンズワートのサプリメントを使っている人のクチコミを見る限り、一定の効果はありそうですが、他の薬の効果を阻害する可能性を指摘されているため、うつ病などの精神障害に対して薬物治療を行っている人は必ず医師に相談してから使用しなければいけません。海外では医薬品扱いで販売されていますが、日本では様々なサプリメントやハーブティとして簡単に入手ができます。

セントジョンズワートのクチコミ

GABA


「GABA」は、セロトニンやドーパミンといった脳内物質の1つでストレスの緩和やリラックス効果、不眠改善の効果がある成分です。GABAそのものは直接的に脳に良い効果をもたらすわけではありません。そのため、GABAが配合されたチョコレートを食べたところで何の効果もないと言われることもありました。しかし、GABAを摂取することでリラックス効果と睡眠障害を改善する効果があることは確認されており、腸内から脳に繋がる神経に作用しているのではないかと言われています。ただし、GABAを摂取すると仕事中に眠くなってしまうなどの可能性が考えられますので、注意が必要です。

GABAのクチコミ

CBDオイル(カンナビジオール)


「CBDオイル」は、大麻の成分を抽出してもので、うつ病や不安障害、ストレスなどを軽減すると言われています。大麻に含まれる脳の神経伝達物質に直接作用するため、市販のサプリメントよりも効果が高いことで知られています。事実、CBDオイルを使用した人の評判を調べてみると、どれも高評価なクチコミばかりです。そもそも大麻は「医療大麻」というものまで存在しており、なんとガン治療においても非常に有用な成分が含まれていることも分かっています。大麻といっても、CBDオイルは気分が高揚する成分が取り除かれており、日本でも容易に入手可能です。ただし多量の摂取は、吐き気やめまい、のどの渇きという副作用があるため、数滴を口に垂らしたり料理に混ぜたりという使い方が一般的です。

CBDオイル(カンナビジオール)のクチコミ

加味帰脾湯(かみきひとう)


「加味帰脾湯」は、ストレスや不眠などに用いられる漢方薬です。過去の研究によると、効果にバラつきはあるものの、実験に参加した8割近くの患者に効果が認められたという報告がありました。加味帰脾湯は14種類の生薬からできており、鎮静効果や抗ストレス作用があるためうつ病などにも効果があると言われています。加味帰脾湯は通販や薬局で購入可能で、精神科や診療内科でも処方されていますので一定の効果は期待できそうですが、体質によってはアレルギー反応や下痢などの症状を示すことがあります。よって加味帰脾湯を服用するなら、医師へ相談の上で使用したほうが良いでしょう。

加味帰脾湯(かみきひとう)のクチコミ

【参考】軽うつ病30例に対する加味帰脾湯投与の効果

コエンザイムQ10


コエンザイムQ10は、ダイエットや美容、代謝促進などアンチエイジングの作用があることで知られていますが、実は昨今の研究において、うつ症状の緩和や慢性疲労の改善、睡眠の質を上げるなどの効果もあることが分かってきています。将来的にコエンザイムQ10は、うつ病の治療薬になるのでは?とさえ言われています。実際にコエンザイムQ10サプリを服用している人の評判も上々なようです。コエンザイムQ10のうつ病に対する効果はまだ研究段階。今後の研究結果によっては、コエンザイムQ10サプリが薬に頼らない治療に貢献するかもしれません。

コエンザイムQ10のクチコミ

オメガ3脂肪酸(フィッシュオイル)


フィッシュオイル(魚の脂)に含まれる「オメガ3脂肪酸」は、必須脂肪酸と言われる脳の働きを正常に保つためになくてはならない栄養素で、代表的なものにはDHAやEPAがあります。オメガ3脂肪酸は体内では生成されない必須の栄養成分であり、過去にはうつ病を大きく軽減させたという研究結果も出ています。実際にフィッシュオイルを摂取した人のクチコミを見ると、高い効果を得られたとの評価が多く見受けられます。オメガ3脂肪酸は主に青魚に多く含まれますが、昨今はフィッシュオイルを抽出したサプリも販売されています。ただし、血液を固まりにくくする作用もあり、多量の摂取は出血や下痢などの副作用をもたらしますので、あくまで適量を摂取するよう心掛けましょう。

オメガ3脂肪酸(フィッシュオイル)のクチコミ

エゾウコギ


「エゾウコギ」は、別名シベリア人参とも呼ばれます。ストレスや疲労感をやわらげたり、運動機能を向上させる作用があるとされているため、アスリートにも人気のあるサプリメントです。ただし、持病のある方や薬を服用中の方は副作用も報告されているため、注意が必要です。

エゾウコギのクチコミ

マルチビタミン


「マルチビタミン」は、数種類のビタミンをまとめて摂れるサプリメントです。即効性や高い効果は期待できませんが、ビタミンには「セロトニン」や「ドーパミン」といった精神安定ややる気に関係する脳内ホルモンの生成を助ける栄養素ですので、精神を安定させるための基本的な成分が摂取できる考えた方が良いでしょう。マルチビタミンを服用した人で効果を実感しているとの声があるのも事実です。一般的には副作用のリスクは低めと言われていますが、マルチビタミンサプリは商品によって含まれる成分の種類や量が異なりますので、持病のある方、薬などを服用中の方は注意が必要です。

マルチビタミンのクチコミ

バレリアン(セイヨウカノコソウ)


「バレリアン」は、セイヨウカノコソウと呼ばれるハーブの一種で、日本では非医薬品に区分されています。バレリアンには不眠症や不安症の軽減、神経を落ち着かせる作用があるとされており、海外では医療用として用いられることもあります。バレリアンには特定の病気や他のハーブとの組み合わせにより副作用を起こす危険性があるため、使用には注意が必要です。

バレリアンのクチコミ

ホスファチジルセリン(PS)


ホスファチジルセリン(PS)は細胞膜を構成している成分であり、脳や神経組織に豊富に含まれています。大豆から抽出される成分のため、ある程度多量に摂取しても安全です。うつ病への効果だけでなく、ストレスの軽減やアルツハイマー、加齢による記憶低下にも効果があります。発達障害のADHDにも効果があるとされ、アメリカでは”ブレインフードサプリ”として広く使用されています。

ホスファチジルセリン(PS)のクチコミ

テアニン


「テアニン」は、緑茶などに含まれるアミノ酸の一種で旨味成分として知られています。テアニンは安眠サプリやリラックス作用があるサプリメントとして広く用いられており、ストレス緩和やイライラを落ち着けるのに効果的です。また、カフェイン摂取による神経興奮作用を落ち着かせる効果もあり、うつ病の改善効果も注目されています。

テアニンのクチコミ

フェニルアラニン

「フェニルアラニン」は、大豆やチーズ、ごまなどに含まれている体内では作られない必須アミノ酸。ドーパミンやアドレナリンの分泌を促し、やる気を起こさせる効果があります。フェニルアラニンは気分や記憶に関係するという研究結果もあり、海外では抗うつ剤として使用されています。ただし既に別の抗うつ剤を処方されている場合は併用による副作用があるため、医師と相談の上で使用したほうが良いでしょう。

フェニルアラニンのクチコミ

まとめ

その他にも精神安定効果のあるサプリメントやハーブ、栄養素には、L-チロシン、L-アルギニン、L-リシン、葉酸、セレン、タウリン、エレウテロ、トリプトファン、セージ、パッションフラワー、ジャーマンカモミール、レモンバーム、ラベンダー、ローズルート、ホップ、オーツ麦、スターフラワー油、バッチフラワーレメディー、メラトニン、S-アデノシルメチオニン、葛(クズ)、イボガ…など数多くあります。

今回ご紹介したサプリメント等は精神障害の治療を目的とした薬ではなく、あくまで精神安定の副次的な効果を期待する栄養補助食品です。病気やケガなどで何らかの治療中または食事や服用中の薬によっては逆効果になるサプリメントも中にはありますので、できる限り専門医師に相談の上で使用されることをおすすめします。

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