2025年日本の自殺者数は1万9,097人で過去最少〜一方で子どもの自殺は深刻化(2026年3月公表)

2025年日本の自殺者数は1万9,097人で過去最少〜一方で子どもの自殺は深刻化(2026年3月公表)

厚生労働省は、2026年3月に「自殺対策強化月間」にあわせて最新データを公表しました。
日本の自殺者数は減少傾向が続いている一方で、子ども・若者の自殺が過去最多となるなど、新たな課題も浮き彫りになっています。

参考:厚労省|3月は「自殺対策強化月間」です

自殺者数は初の2万人割れ

厚生労働省の発表によると、2025年の自殺者数(暫定値)は19,097人となりました。
これは前年より1,223人減少しており、統計開始(1978年)以降、初めて2万人を下回る水準となる見込みです。
長期的に見ると、日本の自殺者数は1998年以降しばらく3万人台が続いていましたが、その後は減少傾向に転じ、近年は2万人前後で推移していました。
今回の結果は、その流れがさらに進んだ形となります。

減少の一方で「子どもの自殺」は過去最多

全体としては改善傾向にあるものの、深刻な問題となっているのが子どもの自殺です。
2025年の小中高校生の自殺者数は532人となり、統計のある1980年以降で過去最多となる見込みです。
全体が減少する中で、子どもだけが増加している点は大きな特徴です。
また、近年はコロナ禍以降、若年層の自殺が高止まりしていることも指摘されており、特に10代のメンタルヘルス対策が急務とされています。

自殺の主な原因は「健康問題」

原因・動機別で最も多いのは健康問題です。
2025年の内訳では、

  • 健康問題:約1.1万人
  • 経済・生活問題:約5,000人
  • 家庭問題:約4,000人

といった構成となっており、特にうつ病など精神的な不調が大きな割合を占めています。

全体としては改善が見られるものの、「誰も自殺に追い込まれない社会」の実現には、特に若者への支援強化が不可欠といえます。

「うつ病」「適応障害」「解離性障害」の原因、症状、治療法など

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