「GWはどこへ行けばいいか分からない」「混雑が心配で外出に踏み切れない」
障害のある方やそのご家族にとって、大型連休のおでかけにはそんな不安が伴うこともあります。しかし近年、バリアフリー対応や障害者割引を整備する施設は増え「障害のある人もない人もごちゃまぜで楽しめる」インクルーシブなイベントも各地で広がっています。
2026年のGWは4月29日から5月6日の期間。この連休に、ぜひみんなで出かける一歩を踏み出してみてください。
【自然・公園】バリアフリーで楽しむ花と緑のスポット

GWの時期は、藤・チューリップ・バラなど春の花が各地で見頃を迎えます。近年は多くの植物園・国営公園がバリアフリー対応を整備しており、車椅子でも安心して楽しめる環境が整いつつあります。
あしかがフラワーパーク「大藤まつり」(栃木県・関東)
GWの時期に見頃を迎える世界的に有名な大藤が圧巻のフラワーパーク。園内はほぼ平坦でスロープが整備されており、車椅子での周回がしやすい設計です。多目的トイレも複数箇所に設置。障害者手帳ご提示で本人・介護者の入場割引あり。夜間はライトアップも開催されます。
- バリアフリー対応
- 障害者割引あり
- GW期間中開催
公式サイト:https://www.ashikaga.co.jp/ashikaga.co.jp
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国営ひたち海浜公園「ネモフィラ・チューリップ」(茨城県・関東)
GWに青いネモフィラの丘が満開になる関東屈指の国営公園。園内はフラットな舗装路が多く、車椅子やベビーカーでの移動がしやすい環境です。車椅子の無料貸出あり。障害者手帳ご提示で入園料が大幅割引になります。
- 車椅子貸出あり
- 障害者割引あり
- GW期間中開催
公式サイト:https://www.hitachikaihin.jp/hitachikaihin.jp
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万博記念公園「ロハスフェスタ2026春」(大阪府・関西)
大阪・万博記念公園の東の広場にて、2026年4月29日・5月2〜6日に開催。ハンドメイド雑貨・オーガニックフード・ワークショップなど700店舗が出展する大型アウトドアイベント。公園内はバリアフリー対応が進んでおり、広い園内を車椅子でめぐれます。
- バリアフリー対応
- GW期間中開催
公式サイト:https://lohasfesta.jp/bampaku-springrohasfesta.com
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【動物園・水族館】車椅子でも安心!人気施設のGW情報

動物園・水族館はGWの定番おでかけ先ですが、バリアフリー設備の充実度は施設によって大きく異なります。事前確認のうえで計画を立てましょう。
上野動物園(東京都・関東)
東園・西園の全トイレにバリアフリートイレを設置。ユニバーサルシートやオストメイト対応トイレも複数箇所あります。障害者手帳ご提示で本人と介護者が無料入園。GW中は春の特別展示が見どころです。
- 多目的トイレ充実
- 障害者本人、介護者無料
- GW期間中開催
公式サイト:https://lohasfesta.jp/bampaku-springrohasfesta.com
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神戸どうぶつ王国(兵庫県・関西)
バリアフリー対応が評価されている動物園。フラミンゴやカピバラと間近に触れ合えるふれあい体験が人気。スロープや多目的トイレが整備されており、車椅子での入場も安心です。GW中は特別イベントも開催予定。
【アート・文化】美術館・博物館でGW特別展を楽しむ

美術館・博物館はバリアフリー対応が進んでいる施設が多く、障害者手帳ご提示で入場料が割引または無料になるケースが一般的です。GW中は特別展も多く開催されるため、事前にウェブサイトで確認してみましょう。
【野外イベント】フードフェス・野外シネマで特別な一日を

SEASIDE CINEMA 2026(神奈川県・関東)
2026年5月2日〜6日、横浜・みなとみらいで日本最大級の野外シネマフェスティバルが開催。海と夜景をバックに映画を楽しめる非日常体験です。みなとみらいエリアは全体的にバリアフリー整備が進んでおり、車椅子での来場も可能。チケット購入前に会場の詳細アクセス情報を確認してください。
- バリアフリーエリア
- GW5月2~6日開催
公式サイト:https://seaside-cinema.com/
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クラフト餃子フェス TOKYO/OSAKA 2026(東京都/大阪府)
4月29日〜5月6日、東京(駒沢オリンピック公園)と大阪(大阪城公園)で同時開催。全国の個性派餃子職人が集う大型フードイベント。公園内の広い芝生エリアで楽しめ、車椅子での入場も対応しています。事前に各会場のバリアフリー情報をご確認ください。
- 東京都と大阪で同時開催
- 公園内・フラット
公式サイト:https://craftgyoza.jp/fes/
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知っておきたい!ミライロID(デジタル障害者手帳アプリ)
障害者手帳をスマートフォンに登録できるデジタルアプリです。全国4,000以上の事業者(鉄道・映画館・美術館・テーマパーク・飲食店など)で利用可能。GWのおでかけでも手帳をかばんから取り出す手間なく、スマホ画面を提示するだけで割引を受けられます。
- JR各社の割引乗車券購入に利用可能(マイナポータル連携が必要な場合あり)
- 電子クーポン(ロイヤルホスト・天丼てんや等)もアプリ内で受け取れる
- 施設のバリアフリー情報や必要なサポート情報の伝達アシスト機能も搭載
- アプリは無料。障害者手帳の登録に約3日(平日)かかるため、GW前に準備を
公式サイト:https://mirairo-id.jp/
おでかけ前に確認したい5つのポイント
障害のある方と安心してGWを楽しむためのチェックリスト
バリアフリー情報を事前確認:
「介護アンテナ」(kaigo-antenna.jp)では、スロープ・多目的トイレ・駐車場などの情報をスポット別に検索できます。
障害者手帳・ミライロIDを準備する:
GW中は多くの施設で割引を受けられます。ミライロIDは事前登録が必要なので早めにご準備を。
交通機関の割引も活用する:
JR・私鉄・バスなど多くの交通機関で障害者割引制度があります。精神障害者福祉手帳をお持ちの方も、JRで2025年4月より割引対象になりました。
混雑ピークを避ける:
GW中の混雑ピークは5月3〜5日。4月29日・30日や5月2日・6日は比較的ゆったり楽しめます。
福祉タクシー・介護タクシーも選択肢に:
「よぶぞー」などのアプリで近くの福祉タクシーを事前予約しておくと安心です。
おすすめ情報源
介護アンテナ おでかけ(kaigo-antenna.jp):
全国のスポット別バリアフリー情報(スロープ・トイレ・駐車場)を詳細に掲載
ミライロID(mirairo-id.jp):
デジタル障害者手帳アプリ。使える場所・クーポン・バリアフリー情報を一括確認
バリアフリー旅行.com(barrierfree.t-life.co.jp):
障害者施設向けのモデルコース・旅行プランを紹介
activo(アクティボ)(activo.jp):
インクルーシブイベント・ボランティア参加情報を地域・日程で検索
いこーよ(iko-yo.net):
GWの子ども・親子向けイベント情報が充実。親子で楽しめるスポットを多数掲載
まとめ
近年「障害のある人もない人も同じ場で楽しめる」インクルーシブな環境は着実に広がっています。バリアフリー設備・デジタル手帳アプリ・インクルーシブイベントを上手に活用して、2026年のゴールデンウィークを充実した連休にしてください。
「どこなら行けるか」ではなく「どこへ行きたいか」から計画を立ててみることが、きっと楽しいおでかけの第一歩になります。
※ 本記事掲載の各イベント情報は変更・中止になる場合があります。必ず公式サイトで最新情報をご確認のうえ、お出かけください。
執筆者プロフィール

「情報は人を助ける力になる」をモットーに執筆活動を行うライター。
社会経験を活かし、消費者保護や労働法規の分野で独自調査を重ねている。得意分野は法制度や行政手続きのほか、キャリア形成論、ビジネススキル開発など。