【2026年版最新】障害者手帳で受けられる滋賀県の支援サービスや割引・減免制度一覧

【2026年版最新】障害者手帳で受けられる滋賀県の支援サービスや割引・減免制度一覧

障害者手帳を持っていると、鉄道やバスなどの交通機関、公共施設、携帯電話料金などで、手帳の提示を条件とした割引・減免を受けられる場合があります。

また、滋賀県内の市町では、福祉医療費助成、タクシー・燃料費助成、自動車税の減免、駐車場利用証など、生活や移動を支える制度が設けられています。

ただし、障害者手帳を持っているだけで、すべての制度を自動的に利用できるわけではありません。障害の種類・等級、年齢、所得、世帯状況、居住地、施設入所の有無、利用目的などにより、対象となるかどうかが決まります。

障害年金についても、障害者手帳の所持だけで受給できる制度ではありません。初診日、障害認定日時点の状態、保険料の納付要件などを満たす必要があります。

※本記事は2026年6月23日時点で確認できた行政機関・交通事業者・施設の公式情報をもとにしています。市町ごとに対象者、所得制限、助成額、申請方法が異なるため、利用前に必ず居住地の自治体や事業者へ確認してください。

障害者手帳に関連する滋賀県の「手当金」

特別障害者手当、障害児福祉手当、特別児童扶養手当は、障害者手帳を持っているだけで一律に受けられる制度ではありません。

障害の状態、年齢、所得、在宅か施設入所中かなどをもとに、支給の可否が判断されます。

制度名 主な対象 2026年4月分以降の額
特別障害者手当 20歳以上で、著しく重度の障害があり、常時特別な介護を必要とする方 月額30,450円
障害児福祉手当 20歳未満で、重度の障害があり、常時介護を必要とする方 月額16,560円
特別児童扶養手当 中度または重度の障害がある20歳未満の児童を養育する方 1級:月額58,450円2級:月額38,930円

特別障害者手当は、施設入所中の方や継続して3か月を超えて入院している方などは対象外です。障害児福祉手当、特別児童扶養手当についても、施設入所や公的年金の受給状況などにより支給されない場合があります。

参考:厚生労働省「令和8年度の特別児童扶養手当等の手当額について」https://www.mhlw.go.jp/content/001680116.pdf

参考:滋賀県「特別児童扶養手当」https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kosodatekyouiku/kosodate/15575.html

滋賀県心身障害者扶養共済制度

滋賀県心身障害者扶養共済制度は、障害のある方を扶養する保護者が任意で加入し、保護者が死亡または重度障害となった場合に、障害のある方へ終身年金を支給する制度です。

年金額は1口当たり月額2万円で、2口加入している場合は月額4万円です。掛金は加入者の年齢により異なり、一定期間以上加入した場合には掛金免除制度もあります。

参考:滋賀県「心身障害者扶養共済制度」https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kenkouiryouhukushi/syougaifukushi/324396.html

滋賀県内で受けられる「医療費助成」

福祉医療費助成制度

滋賀県内では、市町が福祉医療費助成制度を実施しています。重度の身体障害、知的障害、精神障害などがある方の保険診療にかかる自己負担額を軽減する制度ですが、対象となる手帳の種類・等級、所得制限、通院・入院時の自己負担額は市町ごとに異なります。

滋賀県が公開する市町別の比較資料は令和7年10月1日時点の内容です。制度は改定される場合があるため、居住地の市町窓口で最新条件を確認してください。

参考:滋賀県「市町単独福祉医療費助成制度実施状況」https://www.pref.shiga.lg.jp/file/attachment/5573705.pdf

草津市の福祉医療費助成の例

草津市では、身体障害者手帳1〜3級、療育手帳A1〜B2、精神障害者保健福祉手帳1級、特別児童扶養手当1級の対象児童などを対象に、福祉医療費助成を実施しています。

助成対象者、配偶者、扶養義務者のいずれかが住民税課税の場合は、通院で1診療報酬明細当たり500円、入院で1日当たり1,000円の自己負担があります。入院時の自己負担は、1か月当たり14,000円が上限です。

草津市の内容は県内共通ではありません。他市町では対象範囲や自己負担が異なるため、居住地の制度を確認してください。

参考:草津市「福祉医療費助成制度」https://www.city.kusatsu.shiga.jp/fukushikenko/fukushiiryo/joseiseido.html

自立支援医療

自立支援医療は、障害の軽減・改善や継続した通院治療にかかる医療費の自己負担を軽減する制度です。

種類 主な対象
更生医療 18歳以上で、身体障害の軽減・改善が見込まれる治療を受ける方
育成医療 18歳未満で、身体障害の軽減・改善が見込まれる治療を受ける児童
精神通院医療 精神疾患やてんかんなどにより、継続した通院治療が必要な方

自己負担は原則として医療費の1割ですが、所得や障害の状態により月額上限額が設定されます。利用には市町への申請と、指定自立支援医療機関の利用が必要です。

参考:厚生労働省「自立支援医療制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/gaiyo.html

日常生活を支える制度

補装具費の支給

補装具費支給制度は、身体機能を補完・代替する用具の購入費、修理費、借受け費などを支給する制度です。

主な対象品目には、義肢、装具、補聴器、車椅子、電動車椅子、歩行器、視覚障害者安全つえ、重度障害者用意思伝達装置などがあります。

利用者負担は原則1割で、非課税世帯は原則0円、課税世帯には月額上限が設けられています。申請先は居住地の市町です。

参考:厚生労働省「補装具費支給制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/yogu/hosouguhisikyuuseido.html

障害者手帳の提示などで割引される滋賀県の「交通・運賃」

JR西日本の障害者割引

JR西日本では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方を対象に、条件に応じた運賃割引があります。

精神障害者保健福祉手帳で割引を受けるには、手帳の「旅客鉄道株式会社等旅客運賃減額」欄に、第1種または第2種の記載があることが必要です。

利用条件 主な割引内容
第1種の方と介護者1名が同一行程で利用 普通乗車券、回数乗車券、普通急行券、定期券が5割引
12歳未満の第2種の方と介護者1名が利用 定期券が5割引
第1種・第2種の方が単独で利用 営業キロ100kmを超える普通乗車券が5割引

身体障害者手帳・療育手帳による割引も、手帳の種別、介護者の同伴、乗車券の種類、利用距離により条件が異なります。

参考:JR西日本「精神障害者旅客運賃割引規則」https://www.jr-odekake.net/ticket/guide/assets/pdf/stipulation/2026/covenant_seishin.pdf

近江鉄道の障害者割引

近江鉄道では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳の提示により、条件に応じて普通旅客運賃が5割引となります。

第1種の方が介護者と利用する場合、または第2種の方が単独で利用する場合など、手帳の種別と利用方法で対象券種が異なります。単独利用で普通乗車券の割引を受ける場合は、近江鉄道線と他社線を通算した営業キロが100kmを超えることが条件です。

参考:近江鉄道「障がい者割引について」https://www.ohmitetudo.co.jp/railway/ride/other/discount/

近江バス・湖国バスの障害者割引

近江バス・湖国バスでは、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方の普通運賃が5割引、定期運賃が3割引となります。

介護・付添者については、事業者が必要と認めた場合に割引の対象です。ICカードのチャージ残高で支払う場合は、降車時にタッチする前に手帳またはミライロIDを乗務員に提示し、割引設定後にタッチします。

参考:近江バス・湖国バス「障がいがあるお客さまに対するバスの運賃割引に関して」https://www.ohmitetudo.co.jp/bus/ride/route-price/discount/

帝産湖南交通の障害者割引

帝産湖南交通では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方は、等級にかかわらず普通運賃が5割引、定期券が3割引となります。

利用時は降車時に手帳を提示します。ミライロIDにも対応しています。

参考:帝産湖南交通「よくある質問」https://shiga-teisan.co.jp/contact/question/

滋賀県内の市町で受けられる移動支援の例

タクシー券、燃料券、鉄道利用券などの助成は、市町ごとに対象となる障害の種類・等級、所得条件、助成額が異なります。

自治体 主な制度・対象 助成内容
大津市 非課税世帯で身体障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級の方 タクシー券またはガソリン券
東近江市 身体障害者手帳1〜3級、療育手帳A1・A2、精神障害者保健福祉手帳1・2級の方など タクシー・燃料・近江鉄道に使える共通券
甲賀市 市民税非課税世帯で身体障害者手帳1〜3級、療育手帳A1〜B2、精神障害者保健福祉手帳1〜3級の方など タクシー、コミュニティバス・タクシー、信楽高原鐵道で使える助成券

大津市のタクシー・ガソリン助成

大津市の令和8年度当初予算資料では、非課税世帯に属する身体障害者手帳1・2級、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級の方を対象に、タクシー助成またはガソリン助成を実施しています。

タクシー券は1枚500円で、一般重度の方は年間28枚、腎臓機能障害のある方は年間56枚です。ガソリン券はレギュラーガソリン8リットル分で、一般重度の方は年間12枚、腎臓機能障害のある方は年間24枚です。

参考:大津市「令和8年度障害福祉関連当初予算」https://www.city.otsu.lg.jp/material/files/group/232/siryo2_080424.pdf

東近江市の移動支援助成券

東近江市では、在宅で生活する重度の障害がある方を対象に、タクシー運賃、自動車燃料費、近江鉄道運賃に使用できる5,000円分の共通券を交付しています。

主な対象は、身体障害者手帳1〜3級、療育手帳A1・A2、精神障害者保健福祉手帳1・2級の方です。施設入所中の方や、3か月を超える長期入院中の方は対象外です。

参考:東近江市「重度の障害がある人へのガソリン・タクシー・近江鉄道利用助成券の交付」https://www.city.higashiomi.shiga.jp/kennkou_iryou_fukushi/hukushi/1002920/1002935.html

甲賀市の障害者福祉車両運賃助成

甲賀市では、市民税非課税世帯で一定の障害者手帳を持つ方を対象に、タクシー、甲賀市コミュニティバス・コミュニティタクシー、信楽高原鐵道で使用できる助成券を交付しています。

4月から7月に申請した場合、一般の対象者は年間18,000円分、人工透析を受けている腎臓機能障害のある方は年間36,000円分です。助成券は額面100円で交付されます。

参考:甲賀市「障害者福祉車両運賃助成」https://www.city.koka.lg.jp/15598.htm

有料道路・自動車に関する支援制度

有料道路通行料金の障害者割引

有料道路では、障害者割引により通常料金の半額が割り引かれます。

手帳区分 本人運転 介護運転
身体障害者手帳第1種 対象 対象
身体障害者手帳第2種 対象 対象外
療育手帳第1種 対象外 対象
療育手帳第2種 対象外 対象外

介護運転で割引を受けるには、障害者本人が乗車し、手帳に介護運転が認められる旨の記載が必要です。精神障害者保健福祉手帳のみを持つ方は、有料道路の障害者割引の対象外です。

ETCの無線通行で割引を受ける場合は、ETCカードや車両情報を事前登録する必要があります。事前登録されていない車で利用する場合は、料金所で手帳を提示して精算する方法があります。

参考:有料道路ETC割引登録係「障害者割引」https://www.expressway-discount.jp/service/

滋賀県の自動車税減免

滋賀県では、一定の障害がある方が使用する自動車について、申請により自動車税の減免を受けられる場合があります。

対象となる障害の種類・等級、自動車の所有者、運転者、使用目的などには条件があります。軽自動車税種別割の減免は県ではなく、市町が窓口です。

減免対象かどうかは、滋賀県行政手続きガイドシステムでも確認できます。

参考:滋賀県「自動車税の減免制度」https://www.pref.shiga.lg.jp/ippan/kurashi/zeikin/300503.html

滋賀県車いす使用者等用駐車場利用証制度

滋賀県では、歩行が困難で移動に配慮が必要な方を対象に、「滋賀県車いす使用者等用駐車場利用証」を交付しています。

利用証には、車いすを常時使用する方を対象とした「車いす優先区画用」と、車いす使用者以外で移動に配慮が必要な方を対象とした「思いやり区画用」があります。

利用できるのは、県の制度に登録された施設の専用駐車区画です。駐車料金が無料になる制度ではなく、道路交通法上の駐車禁止場所に駐車できるようになる制度でもありません。

参考:滋賀県「滋賀県車いす使用者等用駐車場利用証制度」https://www.pref.shiga.lg.jp/ud/seido/index.html

障害者手帳があれば割引・減免を受けられる滋賀県の「施設」

滋賀県内の博物館、美術館、文化施設などでは、障害者手帳の提示により、本人や介護者の観覧料が無料になる場合があります。

特別展、企画展、イベントでは条件が変わる場合があるため、来館前に各施設の公式サイトで確認してください。

自治体 施設名 主な減免内容
草津市 滋賀県立琵琶湖博物館 手帳所持者と介護者は常設展示・企画展示ともに無料
大津市 滋賀県立美術館 手帳所持者と必要な介護者は常設展示・企画展示ともに無料
甲賀市 滋賀県立陶芸の森 手帳所持者と原則1名の介護者は観覧料無料
長浜市 高月観音の里歴史民俗資料館 手帳所持者と付添者1名は無料

滋賀県立琵琶湖博物館

滋賀県立琵琶湖博物館では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方と介護者は、常設展示・企画展示ともに無料です。

介護者が複数必要な場合は、事前に減免申請書などの提出が必要です。

参考:滋賀県立琵琶湖博物館「料金について」https://www.biwahaku.jp/guide/price.html

滋賀県立美術館

滋賀県立美術館では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方と、施設が必要と認める介護者は、常設展示・企画展示ともに無料です。

参考:滋賀県立美術館「バリアフリー情報」https://www.shigamuseum.jp/info/accessibility/

滋賀県立陶芸の森

滋賀県立陶芸の森では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方は観覧料が無料です。

介護者は、観覧のために必要と施設が認める人数が無料となり、原則として1名です。

参考:滋賀県立陶芸の森「展覧会観覧料の減免拡大について」https://www.sccp.jp/news/19896/

高月観音の里歴史民俗資料館

長浜市の高月観音の里歴史民俗資料館では、身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳などを持つ方と、付添者1名の入館料が無料です。

参考:長浜市「高月観音の里歴史民俗資料館 ご利用案内」https://www.city.nagahama.lg.jp/section/takatsukirekimin/guide/index.html

【番外編】全国共通で利用できる主な割引・優待

携帯電話料金の割引

携帯電話会社では、障害者手帳などを持つ方を対象にした料金割引制度を設けています。対象プラン、割引額、申込方法は各社で異なります。

事業者 主な制度名
NTTドコモ ハーティ割引
au スマイルハート割引
ソフトバンク ハートフレンド割引

参考:NTTドコモ「ハーティ割引」https://www.docomo.ne.jp/charge/hearty/

参考:au「スマイルハート割引」https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smile-heart/

参考:ソフトバンク「ハートフレンド割引」https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/heartfriend-kihon-plan/

NHK受信料の免除

NHKでは、障害のある方がいる世帯を対象に、受信料の全額免除または半額免除制度を設けています。

全額免除は、障害者手帳を持つ方がいる世帯で、世帯員全員が市町村民税非課税の場合などが対象です。

半額免除は、視覚・聴覚障害者、または一定以上の重度障害がある方が世帯主かつ受信契約者である場合などが対象です。

参考:NHK「受信料免除の対象となる方」https://www.nhk-cs.jp/jushinryo/exemption_1.html

まとめ

滋賀県では、障害者手帳に関連して、手当、福祉医療費助成、自立支援医療、補装具費の支給、鉄道・バス運賃の割引、タクシー・燃料費助成、自動車税減免、有料道路料金の割引、駐車場利用証、公共施設の観覧料減免など、さまざまな制度があります。

特に、福祉医療費助成、補装具費支給、自動車税減免、滋賀県車いす使用者等用駐車場利用証制度は、県内で利用を検討しやすい制度です。

一方で、福祉医療、タクシー券、燃料券、軽自動車税の減免、公共施設の減免内容は、市町や施設ごとに異なります。居住地の市町ホームページや障害福祉担当窓口で、最新の対象条件と申請方法を確認しましょう。

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