【2026年版最新】障害者手帳で受けられる秋田県の支援サービスや割引・減免制度一覧

【2026年版最新】障害者手帳で受けられる秋田県の支援サービスや割引・減免制度一覧

障害者手帳を持っていると、交通機関や公共施設、携帯電話料金などで、手帳の提示を条件とした割引・減免を受けられることがあります。また、居住地の市町村によっては、医療費助成や移動支援などを利用できる場合もあります。

ただし、すべての制度が障害者手帳の所持だけで利用できるわけではありません。障害の状態、年齢、所得、世帯状況、居住地、利用目的、施設入所の有無などにより、対象となるかどうかが決まる制度もあります。

障害年金も、障害者手帳を持っていることだけで受給できる制度ではありません。初診日、障害認定日時点の状態、保険料の納付要件などを満たす必要があります。

この記事では、秋田県内で利用できる主な支援制度、交通割引、公共施設の減免制度などを紹介します。

※掲載内容は2026年6月22日時点で確認できた行政機関・事業者の公式情報をもとにしています。制度の対象、所得制限、助成額、申請窓口などは変更される場合があるため、利用前に必ず各窓口の最新情報をご確認ください。

障害者手帳に関連する秋田県の「手当金・医療費助成」

障害のある方に関係する制度には、特別障害者手当、障害児福祉手当、特別児童扶養手当、福祉医療制度などがあります。

これらの手当は、障害者手帳の所持だけで一律に受けられる制度ではありません。障害の状態、年齢、所得、施設入所の有無などにより判定されます。

主な手当制度

制度名 主な対象 2026年4月分以降の額・内容 主な条件
特別障害者手当 20歳以上で、著しく重度の障害により常時特別な介護を必要とする方 月額30,450円 所得制限あり。施設入所者・長期入院者は対象外
障害児福祉手当 20歳未満で、重度の障害により常時介護を必要とする方 月額16,560円 所得制限あり。施設入所者は対象外
特別児童扶養手当 中程度以上の障害がある20歳未満の児童を養育する方 1級:月額58,450円/2級:月額38,930円 所得制限あり。児童の施設入所・公的年金受給状況により対象外となる場合あり

特別障害者手当・障害児福祉手当

特別障害者手当は、20歳以上で精神または身体に著しく重度の障害があり、日常生活で常時特別な介護を必要とする方を対象とする制度です。2026年4月分以降の手当額は月額30,450円です。

障害児福祉手当は、20歳未満で重度の障害があり、日常生活で常時介護を必要とする方を対象とする制度です。2026年4月分以降の手当額は月額16,560円です。

いずれも所得制限があり、特別障害者手当は施設入所者・長期入院者、障害児福祉手当は施設入所者が対象外となります。申請先は、住所地を管轄する福祉事務所です。

参考:秋田県「特別障害者手当等給付制度とは」https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/267

特別児童扶養手当

特別児童扶養手当は、精神または身体に政令で定める程度の障害がある20歳未満の児童を養育している父母、または養育者に支給されます。

2026年4月分以降の手当額は、1級が月額58,450円、2級が月額38,930円です。

児童が児童福祉施設などに入所している場合や、障害を支給事由とする公的年金を受けられる場合は、原則として対象外です。申請は居住地の市町村窓口で行います。

参考:秋田県「児童扶養手当及び特別児童扶養手当について」https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/941

秋田県内で受けられる「医療費助成」

秋田市の障がい児(者)福祉医療制度

秋田市では、障がい児・者を対象に、保険診療にかかる自己負担分を助成する福祉医療制度を実施しています。

主な対象者は以下の通りです。

主な対象 条件
身体障害者手帳1〜3級の方 社会保険本人の場合は所得制限あり
療育手帳Aの方 社会保険本人の場合は所得制限あり
精神障害者保健福祉手帳1級の方 自立支援医療(精神通院)の支給認定が必要
65歳以上で身体障害者手帳4〜6級の方 所得制限あり。社会保険本人は対象外

福祉医療制度の対象者、所得制限、助成範囲は市町村ごとに異なります。秋田市以外に住んでいる場合は、居住地の市町村窓口へ確認してください。

参考:秋田市「障がい児(者)福祉医療制度について」https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/shogaifukushi/1005377/1004939.html

自立支援医療

自立支援医療は、心身の障害を除去・軽減するための医療費の自己負担を軽減する制度です。原則として自己負担は1割ですが、所得や症状に応じて月額上限が設定されます。

種類 主な対象
更生医療 身体障害者手帳を持つ18歳以上の方で、障害の軽減・改善が見込まれる治療を受ける方
育成医療 18歳未満で、身体障害の軽減・改善が見込まれる治療を受ける児童
精神通院医療 精神疾患やてんかんなどのため、継続的に通院治療が必要な方

精神通院医療は、外来診療、投薬、デイケア、訪問看護などが対象です。利用するには、指定自立支援医療機関として指定された病院、診療所、薬局、訪問看護ステーションなどを利用する必要があります。申請は居住地の市町村福祉担当窓口で行います。

参考:厚生労働省「自立支援医療制度の概要」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/shougaishahukushi/jiritsu/gaiyo.html

参考:秋田県「自立支援医療(精神通院医療)について」https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/4170

障害者手帳の提示などで割引される秋田県の「交通・運賃」

秋田県内では、JR、路線バス、有料道路などで障害者割引が設けられています。

対象となる手帳の種類、等級、旅客運賃減額区分、介護者の同伴有無、利用する交通機関などにより、割引条件が変わります。

JR東日本の精神障害者割引

JRグループでは、2025年4月から精神障害者保健福祉手帳を対象とした旅客運賃割引が導入されています。

利用には、精神障害者保健福祉手帳に「旅客鉄道株式会社等旅客運賃減額」の第1種または第2種の記載があることが必要です。

利用条件 割引対象 割引率
第1種または第2種の精神障害者が単独で利用 営業キロ100kmを超える普通乗車券 5割引
第1種精神障害者と介護者1名が同一行程で利用 普通乗車券、普通回数券、普通急行券、定期券 5割引
12歳未満の第2種精神障害者と介護者1名が同一行程で利用 定期券 5割引

割引を利用する場合は、有効な精神障害者保健福祉手帳を携帯し、係員から求められた場合は提示する必要があります。

身体障害者手帳・療育手帳によるJR割引についても、手帳の区分、介護者の同伴、乗車距離、乗車券の種類により条件が異なります。

参考:JR東日本「精神障害者旅客運賃割引規則」https://www.jreast.co.jp/kippu/yakkan/pdf/mental_illness_discount.pdf

秋田県内のバス運賃割引

精神障害者保健福祉手帳を持つ方は、秋田県内の対象バス事業者で運賃割引を利用できます。

対象事業者 普通運賃 定期運賃
秋田中央交通 5割引 3割引
秋田中央トランスポート 5割引 3割引
羽後交通 5割引 3割引
秋北バス 5割引 3割引
秋田市マイタウン・バス 5割引 3割引

利用時は、乗務員に精神障害者保健福祉手帳を提示します。手帳を提示できない場合は通常運賃となります。

身体障害者手帳・療育手帳を持つ方についても、一般的に路線バス運賃の割引があります。ただし、第1種・第2種の区分、介護者の同伴、高速バス、定期券などの扱いは事業者ごとに異なるため、利用するバス会社へ確認してください。

参考:秋田市「精神障がい者のためのバス割引制度」https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/shogaifukushi/1005378/1005572.html

参考:横手市「障がい者のしおり(令和8年度版)」https://www.city.yokote.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/104/r8_siori3.pdf

秋田市の福祉特別乗車証

秋田市では、一定の条件を満たす方に「福祉特別乗車証」を交付しています。身体障害者手帳または療育手帳を持つ方は、市内対象路線のバスを無料で利用できる場合があります。

対象 主な条件 利用できる路線・区間
身体障害者手帳または療育手帳を持つ方 秋田市内に住所があり、バス利用が可能な在宅の方 秋田中央交通の秋田市内路線、秋田市マイタウン・バス
精神障害者保健福祉手帳を持つ方 通院または社会復帰訓練施設への通所のためにバスを利用する方。生活保護受給者を除く 自宅近くのバス停から通院先・通所先近くのバス停までの届出区間

身体障害者手帳・療育手帳を対象とした福祉特別乗車証では、高速バス、リムジンバス、中心市街地循環バス「ぐるる」、国際教養大学線は対象外です。

市外にまたがって利用する場合は、市外区間の運賃が半額となります。

参考:秋田市「福祉特別乗車証について」https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/shogaifukushi/1005378/1004953.html

参考:秋田市「精神障がい者のためのバス割引制度」https://www.city.akita.lg.jp/kurashi/shogaifukushi/1005378/1005572.html

有料道路通行料金の障害者割引

有料道路では、障害者割引により通常料金の50%割引を受けられます。

ただし、精神障害者保健福祉手帳のみを持つ方は対象ではありません。

利用方法 主な対象
本人運転 身体障害者手帳を持つ方
介護者運転 重度の身体障害者手帳または療育手帳を持つ方が同乗する場合

介護者が運転する場合は、手帳に「道路介護」の記載が必要です。

割引を利用するには、手帳に住所が記載されている市町村の福祉担当窓口、またはオンラインで事前申請を行います。ETC無線通行で割引を受ける場合は、車両の事前登録とETC利用申請が必要です。

参考:NEXCO東日本「有料道路における障害者割引」https://www.driveplaza.com/etc/dis/etc_dis_handicapped/

横手市のタクシー利用券・通院交通費助成

横手市では、一定の障害者手帳を持つ方を対象に、タクシー利用券や人工透析患者向け通院交通費助成を実施しています。

制度 主な対象 内容
タクシー券 身体障害者手帳3級以上、療育手帳A、精神障害者保健福祉手帳1級の方 タクシーの基本料金700円分を減額。月2枚、年間最大24枚
人工透析患者通院交通費助成 腎臓機能障害3級以上で、週2回以上の人工透析通院をしている方 基本料金700円×月2回分を3か月ごとに支給
非課税世帯への加算 上記の人工透析通院者で一定条件を満たす方 タクシー券は月4枚・年間最大48枚、または交通費助成は月4回分

タクシー利用券と通院交通費助成は、原則としてどちらか一方を選択します。

参考:横手市「障がい者のしおり(令和8年度版)」https://www.city.yokote.lg.jp/_res/projects/default_project/_page_/001/003/104/r8_siori3.pdf

障害者手帳に関連する秋田県の「自動車税減免」

秋田県では、身体が不自由な方や、心身の発達に障害があり歩行が困難な方などを対象に、自動車税の減免制度を設けています。

減免の対象になるかどうかは、障害の区分・等級、自動車の所有者、運転者、使用目的などにより異なります。

項目 内容
対象車両 身体障害者等1人につき、普通自動車または軽自動車のいずれか1台
申請期限 4月1日時点で所有している自動車は、原則として4月1日から6月30日まで
必要書類の例 障害者手帳、運転免許証またはマイナ免許証、車検証、生計同一証明書または常時介護証明書など
軽自動車税 居住する市町村への確認が必要

すでに軽自動車税の減免を受けている場合は、自動車税の減免を受けられません。

家族や常時介護者が運転する場合は、通院、通学、通勤、通所、生業などを目的とした利用であることなど、追加の要件があります。

参考:秋田県「自動車税の減免制度等について」https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/5852

障害者手帳があれば割引・減免を受けられる秋田県の「施設」

秋田県内には、障害者手帳の提示により、入館料や観覧料が無料・割引になる公共施設があります。

特別展や企画展は、主催者や展覧会ごとに割引条件が変わるため、来館前に公式サイトで確認してください。

主な施設

施設名 主な内容
秋田市大森山動物園 身体障害者手帳、療育手帳、精神障害者保健福祉手帳を持つ方と介護者1名は入園料免除。ミライロIDも利用可能
秋田県立近代美術館 障害者手帳などを持つ方と介護者の減免あり。ミライロIDも利用可能。減免後の料金は展覧会ごとに異なる
秋田県立美術館 特別展の観覧料や手帳割引は展覧会ごとに異なるため、開催中または開催予定の展覧会ページで確認が必要
秋田県立博物館 通常入館は無料。特別展の障害者割引は展覧会ごとに確認が必要

参考:秋田市大森山動物園「開園時間と入園料」https://www.city.akita.lg.jp/zoo/guide/1003691.html

参考:秋田県立近代美術館「利用案内・アクセス」https://akita-kinbi.jp/ja_pages/access/

参考:秋田県立美術館「開館時間・料金」https://www.akita-museum-of-art.jp/contents/contents_show.php

参考:秋田県立博物館「施設利用」https://www.akihaku.jp/guide/information_2/

市町村ごとの施設・交通・生活支援を確認する方法

秋田県は、各種障害者手帳で利用できる県内の主なサービスを一覧で案内しています。公共施設の減免、交通機関の割引、市町村独自のタクシー券、通院交通費助成などを確認できます。

ただし、この一覧は2026年1月に更新されていますが、制度内容の基準日は2025年8月1日です。利用前には、居住地の市町村や各施設の最新情報を確認してください。

参考:秋田県「各種障害者手帳で受けられる県内の主なサービスについて」
https://www.pref.akita.lg.jp/pages/archive/8442

【番外編】全国共通で利用できる主な割引・優待

携帯電話料金の割引

NTTドコモ、au、ソフトバンクでは、障害者手帳などを持つ方を対象とした料金割引制度を設けています。

割引額、対象プラン、対象サービス、申込方法は事業者ごとに異なります。

事業者 主な制度名
NTTドコモ ハーティ割引
au スマイルハート割引
ソフトバンク ハートフレンド割引

参考:NTTドコモ「ハーティ割引」https://www.docomo.ne.jp/charge/hearty/

参考:au「スマイルハート割引」https://www.au.com/mobile/charge/charge-discount/smile-heart/

参考:ソフトバンク「ハートフレンド割引」https://www.softbank.jp/mobile/price_plan/options/heartfriend-kihon-plan/

NHK受信料の免除

NHKでは、障害のある方がいる世帯を対象に、受信料の全額免除または半額免除制度を設けています。

全額免除は、障害者手帳を持つ方がいる世帯で、世帯員全員が市町村民税非課税の場合などが対象です。

半額免除は、視覚・聴覚障害者、または重度の障害がある方が世帯主かつ受信契約者である場合などが対象です。

障害者手帳を持っているだけで自動的に免除される制度ではないため、対象条件と申請方法を確認してください。

参考:NHK「受信料免除の対象となる方について」https://www.nhk-cs.jp/jushinryo/exemption_list.html

まとめ

秋田県では、障害者手帳に関連して、手当、医療費助成、交通機関の割引、バス無料乗車証、タクシー利用券、自動車税減免、公共施設の入館料減免など、さまざまな支援制度があります。

特に、秋田市の福祉特別乗車証、横手市のタクシー利用券・人工透析患者向け通院交通費助成、秋田県の自動車税減免は、対象となる方にとって移動費や生活費の負担軽減につながる制度です。

一方で、手帳を持っているだけで自動的に利用できる制度は多くありません。所得、障害の状態、居住地、利用目的、施設入所の有無などで条件が変わります。

利用を検討する際は、秋田県、居住する市町村、交通事業者、施設の公式サイトで最新情報を確認し、必要に応じて窓口へ相談してください。

執筆者プロフィール

TOPへ